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■歴史■
平安時代末期から鎌倉時代にかけて活躍した千葉氏一族の相馬師常の三男戸張八郎行常の居城であったと伝えられている。代々戸張氏が200年にわたって本拠としたとされるも、他に立沢氏の名も上がるなど決して定かではない。戦国期、戸張氏はこの城を退去したようで（北条家に追われたのか？）、戸張城の歴史も表舞台から消えていく。
■2021-11-14 10:45 フェンス越しの見学者...よじ登ってやろうか ^^■
そんな悪いことはしません（↑）。でもでも、その衝動に駆られる思いがするほど、フェンス越しから見える土塁や空堀に中世古城の匂いがプンプン漂います。上の縦長写真は1郭と2郭を絶つ堀切になりますか。その横の写真は、柵の間にデジカメを押し込んで撮った2郭の西側虎口の土塁だと思います。幾分、喰い違いになっているのが分かりますか。そして空堀が回る。その空堀の写真が一番下の写真ですね。もう少し高い位置から撮ると、その規模も伝わるんでしょうね。以前は東京都の文京区立柏学園の敷地でした（何故、東京？）。現在は廃校になっていて、そのまま文京区の敷地となっていて、周囲がフェンスによって固く閉ざされている。次の使用用途が決まるまで見学の申請書の提出とか、何らかの方法で解放して欲しいよね。非常に残念な思いを抱きながら台地を柏駅とは反対の南側へと降りていく。せめて戸張城の遠景でも撮ってやろうと映したのが、一番上の写真になります。青い空が気持ちいいな...さて、次はどの城跡を訪ねようか。
戸張城の図は「千葉県の中近世城館」（戎光祥出版）を借用しました。
■戸張城 データ■
・JR常磐線「柏駅」下車、徒歩30分
※柏駅からバスも出ています。選択肢は幾つかある...？
・史跡指定：ー
・城の形状：平山城
・築城年代：不明
・築 城 主 ：戸張氏か
・廃城年代：不明
・城の別名：ー
・満足度 ★☆☆☆
【注意】遺構は良好に残されているようだが立入禁止です。
