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■歴史■
福島城の創築、歴史等の詳細は明らかではない。白井長尾氏家臣であった福島佐渡がここに居館を構えるも、その身は柏原城（東吾妻町）に詰めていたのだと伝える。福嶋家に伝える戦国期の古文書は、小田原北条家の出した禁制であることから、この地もまた北条家の支配が及んでいたことが伺える。
■2023-11-02 11:02 さすがに藪内に突入するのは憚れますよね■
三方を急崖に守られた天然の要害城とも言え、地続きになるであろう西側に大きな堀を切って備えていたと思われる。そこに流れる沢は当時もその姿であったのか（写真下）。祖母島駅から歩いて15分の距離は左膝に難を抱える僕には嬉しいですね。Ⅰ郭とⅡ郭に民家が一軒ずつ建ち、その多くを畑地が占めている。そのⅠ郭の畑地で作業をされていた方に、城跡見学に来たことを告げて許可を得る。「こっちは藪や雑草で荒れてるから、あっち（Ⅱ郭）の方が良い」と言われていた。そのⅠ郭に説明板が建つも、北条家の出した戦国文書の説明板です。福島城についての記述はありませんでした。Ⅱ郭の南に堀を回したと思われる凹部が見られるも、藪が酷い。当時の虎口と思って良いのか、登城道に迫る様（さま）が見られる（写真下の大）。気持ち的にはⅠ郭の藪内を歩きたかったが、そこは遠慮して城跡を後にした。
福島城の図は「群馬県の中世城館跡」（群馬県教育委員会）から拝借しております。
（写真の位置を示す赤丸、道順の黒、文字は管理人の書き込み）
■福島城 データ■
・JR吾妻線「祖母島駅」下車、徒歩15分
・史跡指定：ー
・城の形状：崖端城
・築城年代：不明
・築 城 主 ：福島氏
・廃城年代：不明
・城の別名：福嶋城
・満足度 ★☆☆☆
