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■歴史■
源義家に従って「後三年の役」で活躍した荒井実継の居城と伝えられ、戦国期の北条氏の頃には狼煙台が置かれていたと言うが伝承でしかない。この地に古城が築かれていたという確実な証もないのが実情であり、荒井氏の子孫土肥氏の名が高まるなかで、「荒井城」の名も伝承として受け継がれてきたのではないだろうか。北条氏の狼煙台も眉唾ものだと思うが...。
■2023-03-14 11:44 小田原城に次いで、訪問数BEST２の城■
熱海在勤の時代、非番のときに途中下車して何度も訪ねた城跡です。何と言っても、駅から徒歩5分圏内が最大のアピール・ポイントであり、その代償として満足度が★マークなしと言う結果ではあります。いつも感じるのだが、そもそも本当にお城が築かれていたのだろうか。単なる公園と言ってしまえばそれまでですが、非番で疲れた体を緑の中で休めるには持って来いの公園ではあります。公園内の石積みは城の遺構ではないのは明確だが（公園整備で積まれたもの）、問題は城址碑の建つ北口にある“堀切もどき”、“空堀もどき”ですね。下の写真ですが、僕は自然地形、若しくはそれに近いものだと思っている。また土塁の名残りと伝えるものもあるが、これとて“荒井城址”と伝えられているから、土塁と思えるのではないのだろうか。真鶴駅から眺めた城址の姿は要害性もあり、海上を監視するには十分だったとも思えるので、何らかの防御施設が築かれていたとしても不思議ではない。もっとも今は海上の眺望は効きませんが....。
■荒井城 データ■
・JR東海道線「真鶴駅」下車、徒歩5分
・史跡指定：ー
・城の形状：丘城
・築城年代：伝平安時代末期
・築 城 主 ：伝荒井実継
・廃城年代：不明
・城の別名：ー
・満足度 ☆☆☆☆
