北条五代の夢と足跡を求めて

老いたる馬は道も忘れず...彼らの夢と足跡をいつまでもこの胸に 予約はこちら

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厚木城1
厚木城2

■歴史■
城の歴史は不明で、永享12年(1440)の結城合戦で結城氏に味方して討死した厚木掃部介の居館と伝えるも伝承でしかない。また、下野国宇都宮家の重鎮芳賀氏に仕えた厚木朝高なる人物が、芳賀家を出奔し小田原の北条家を頼り、その際にこの地に住したとも言う。のち厚木氏は下総結城氏に仕えるが、この話しもどこから出たのか。結局は何もわかっていないと言うのが実態か。

■2023-03-27 14:10 那須与一の墓が...■
城跡には戦国時代の天正年間(1573~1593)に開山した智音寺が建ち、その境内と畑地や宅地が占める形となろうか。なお智音寺は明治期の神仏分離の際に廃寺を選び、神社を選択したと言う。僕は城跡に足を踏み入れた時、正面に見えた建物をお寺のお堂と思ったのは、そうした理由があったのでしょうね。本厚木と言えば、神奈川県下でも開発が著しいだけに、その駅近(えきちか)に立地する城跡には面影がないのは当然でしょうか。古城の遺構と呼べるものはないのだろうか。境内の北側、那須与一の墓と呼ばれる五輪塔(覆屋)付近に見られる凹地が空堀の名残りとも言われている。上の写真(小さい方)がその姿になるのだが、どうなんでしょうかね。それよりも那須与一の墓が何故、ここに建つのか。僕はそちらの方が気になりました。 

■厚木城 データ■

・小田急電鉄小田原線「本厚木駅」下車、徒歩10分
・史跡指定:ー
・城の形状:平城
・築城年代:不明
・築 城 主 :不明
・廃城年代:不明
・城の別名:厚木館
満足度 ☆☆☆☆