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■歴史■
城の創築や歴史については明らかではなく、北条家の重鎮松田憲秀によって築かれたと伝えられている。文献にはこの城の存在は伝えられていない？
■2021-02-12 10:46 竪堀は古城の遺構なのか....？■
大雄山駅からは１時間近く歩くようだが、僕は折りたたみ自転車で向かったため、実際には歩いていません。山城と聞いていたので左膝が「止めて」と訴えてきましたが、何ら苦労することもなく登れます。と、言うか歩けます。もう一つ、事前情報では北条家の重鎮松田憲秀の築城説があります。しかし、この城を見て思ったことは「とても憲秀が構えた城には見えない」と言うことだ。全山を耕作地として利用がされていたため、改変もあったのかも知れない。それにしても郭１から落ちる２本の竪堀が意味不明だったり、他に戦国期の技巧的な城郭の姿が見えて来ない。山城と言えば、堀切を想像するがそれも見当たらない。数段の平坦部は耕作地のために削られた可能性もあるので、すべてを曲輪跡とは言い切れないと思う。古くは大森氏が足柄城との繋ぎの城と築いたのが始まりで、それを北条家が利用したと考える方が納得が行く。
苅野丸山城の図は「余湖くんのお城のページ」からお借りしています。
（写真の場所を示す赤丸は管理人の書き込み）
■苅野丸山城 データ■
・箱根登山鉄道大雄山線「大雄山駅」下車 徒歩１時間
・史跡指定：ー
・城の形状：山城
・築城年代：不明
・築 城 主 ：松田憲秀
・廃城年代：天正18年（1590）か
・城の別名：
・満足度 ★☆☆☆
