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■歴史■
東田原中丸遺跡は、縄文・古墳時代及び中・近世の複合遺跡として知られている。平成12年の発掘調査では、古墳時代の集落跡や鎌倉時代の武士の館跡と考えられる遺構が発見された。また、鎌倉でよく使われていた「かわらけ」という皿の形をした13世紀前半の土器も数多く出土した。この付近を本拠地としていた「波多野氏」の館跡ではないかと注目されている。
■2021-04-11 13:05 うーん、緑豊かな公園としか思えない■
田原ふるさと公園として地元住民の皆さまの潤いの場となっているようですね。発掘調査の結果、鎌倉時代の武士の館跡の遺構（掘立柱建物21棟、段切遺構２基、柵列４基、焼土群１基など）が検出され、隣接して残される源実朝公の首塚（下の写真）や波多野氏と関りの深い金剛寺が近いこともあって、波多野氏の居館が構えられていたと推測もされている。「従来の波多野城ではなく、波多野氏の本城はここだ」的な説ですね。発掘調査で検出された遺構は保存のため埋め戻されたのでしょう。ふるさと公園には歴史的な遺構は見られず、出土物の場所を示す標示もない。一枚の説明板が公園口に設置されるのみです。正直なところ、“遺跡”を訪れる前にあった期待感も虚しく、公園内で遊ぶ親子連れに不審者と思われんようカメラを遠慮がちに構えるしかなかった。
■東田原中丸遺跡 データ■
・小田急電鉄小田原線「秦野駅」下車、バス13分
※秦野駅から神奈川中央バス「藤棚」行きに乗車し、「中庭」下車
・史跡指定：ー
・城の形状：居館
・築城年代：不明
・築 城 主 ：波多野氏か
・廃城年代：不明
・城の別名：ー
・満足度 ☆☆☆☆
