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■歴史■
武田家旧臣の志村氏が主家滅亡後、この地に移り住み居館を構えたと伝えるが、城館の歴史は決して明らかではない。北条家と敵対する中で滅んだ武田家の志村氏が何故...。『小田原所領役帳』では北条幻庵の領地であり、以前から堀が構築されていた可能性も否定できない。現在も志村氏の子孫やその姓を持つ方々がこの地で歴史を紡いでいる。
■2023-03-14 10:08 住宅地の中に残される歴史遺産■
西湘地区に住んでいた頃があって、そのときはダイナシティと言うショッピング・センターで買い物をしていました。近くには大型家具店の「ニトリ」やホームセンターなどもあって便利なことこの上なしでした。そのダイナシティの北に古城館跡が残されていたんですね。現在は子孫の方がそのまま暮らされていて、当時の堀の名残りとも言える水路がこの地区を巡り、大規模な土塁も残されている。郭内は個人宅のため立ち入ることは出来ませんが、水路や土塁は外からでも眺めることが出来ます。また近くの下堀公民館には説明板も建っている。写真がその土塁と水路です。旧武田家の家臣志村氏が主家滅亡後にこの地に移り住む、と言うか、徳川家に仕えたんでしょうか。そして居館を構えたと伝えられますが、数百年のときを越えて、今もこうして住宅地の中に歴史遺産が残されることの凄さを痛感いたしました。
■下堀城 データ■
・JR東海道線「鴨宮駅」下車、徒歩25分
※小田原駅からバス便もあり
・史跡指定：ー
・城の形状：居館
・築城年代：不明
・築 城 主 ：不明（一般的には志村氏）
・廃城年代：明治維新期か
・城の別名：下堀方形居館
・満足度 ★☆☆☆
【注意】個人宅のため立入禁止です。
