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■歴史■
武蔵七党のひとつ村山党の一族金子氏の館と伝えられるも、その歴史は決して詳らかではない。戦国期以前、金子氏は河越氏との戦いに敗れ自刃、主君に殉じて家臣16名も追腹を斬る。その後、時代は下って江戸初期、豊臣氏の旧臣福田又左衛門とともに高野隼人がこの地に移り住んだと伝えられる。このとき要害に住むことで嫌疑を掛けられぬよう、要害を壊したとも言われている。
■2023-04-10 11:39 神社の西側に空堀が...■
金子山と言いますが、「山」ではありませんね。それとも昔は山っぽい姿だったのか。宅地や畑によって改変もされたようで、城跡の西側に建つ淡島神社の本殿、境内も綺麗でしたし、その横の民家も新しめでした。淡島神社の西側に空堀が走っておりまして、これは期待していなかっただけに嬉しかった。この神社を主郭跡とする考え方もあるようだが、当時の姿が描けないだけに僕には判断ができない。神社/民家の東に畑地（下の写真）があって、そこで作業されていた方に断って周辺を見て歩く。この畑地の東側に堀切状のような通路もありますが（下の写真）、これも城郭遺構なのか、後年の作業道として削られたものなのか不明です。城跡の北側は藪になっていて、この藪の中にも空堀が残されているようです。ただし、ここは私有地なようで、カメラ片手に歩く僕を不審な目で見られる方もいて、藪への突入は止めました。指扇駅へ戻るため城跡の南側へと戻り、そこから城址全体を写せないかと...。上の写真がその一枚になりますが、どうもパッとしない構図であります。
■金子山城 データ■
・JR埼京線「指扇駅」下車、徒歩15分
・史跡指定：ー
・城の形状：平山城
・築城年代：不明
・築 城 主 ：不明
・廃城年代：不明
・城の別名：高野陣屋
・満足度 ★☆☆☆
