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■歴史■
城の創築・歴史とも不明である。平将門に関わる伝説がこの城にもあって、将門の愛妾桔梗姫の御殿があったと伝えられている。舌状台地である岡台地は、「昔はうっそうとした樹林の台地になっていて、中へ入ると迷って戻れなくなる岡不知（岡知らず）と呼ばれていた」（藤代町史）。なお相馬氏の高井城が近いため。その支城・砦の可能性も否定できない。
■2023-10-08 10:37 ヤブ蚊と格闘するも遺構は見えず■
この城跡には高井城経由で向かった。高井城からは東へ20分強歩くと、城跡の築かれた岡台地へと至る。城跡には岡神社が築かれ、境内広場の櫓台とも考えられる土塁上に社殿が建立する。櫓台と書いてはみたが、正しくは「大日山古墳」と言う古墳を利用したもので、その古墳についての説明板が建つ。残念ながら古城のことには触れられていない。広場・境内には記念碑が数本建つも、城跡を思わせる明らかな遺構は見られず、藪地へと突入する。そこまで酷い藪ではなく、十分に表面観察は可能なのだが、とにかくヤブ蚊が凄い。2、3日前に刺された右腕の腫れに、さらに追加されて赤い膨らみが...。これ以上藪の中にいても土塁や堀の遺構には出会えないだろうと判断し、退散する。市販薬のラナケインSを塗りながら台地を降り、将門の死を知った桔梗姫が悲観して入水したと言う「桔梗田」に手を合わせて新取手駅方面へと足を進めた。
■岡城 データ■
・関東鉄道常総線「新取手駅」下車、徒歩25分
・史跡指定：－
・城の形状：平山城
・築城年代：不明
・築 城 主 ：不明
・廃城年代：不明
・城の別名：朝日御殿
・満足度 ☆☆☆☆
