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■歴史■
城の築城時期、歴史などは分からず、南部家の譜代家臣目時氏の居館跡と言う史実だけが伝えられているのが現状か。南部家の三戸城の南を守る使命もあったと思われるが、戦国時代後期の目時筑前守はその三戸城に屋敷を与えられ、三戸城に詰める時間も多かったのではないのか....。
■2022-11-15 15:51 国道4号線に分断された城館跡■
馬淵川左岸の断崖上に築かれた要害も、今では国道4号線による分断や会社用地、畑地によって遺構は崩され古城の面影は失われている。20年ほど前に南部家本城の三戸城を訪れた際に、城内の一角に建っていた「目時氏館址」の標柱が記憶に残され、いつかは目時氏の居城を訪ねようと思っていた。それだけに現状の姿はちょっと残念であり、肩を落としてしまった。さらに事前の情報で得ていた目時館の説明板も撤去されたようで見当たらない。僅かな遺構として空堀の跡が国道沿いに残され（写真上）、一部は畑地として利用もされていた。本当ならば馬淵川の対岸に降りて、目時館の要害の様（さま）を見たかったが、晩秋の陽は短く夕闇が迫りつつあった。今日一日歩き回っただけに左膝が痛かったのも理由ではあるが、その膝を庇いながら目時駅まで戻ると既に夕闇に包まれた駅舎の姿に一抹の寂しさも覚えた。。
■目時館 データ■
・青い森鉄道「目時駅」下車、徒歩30分
・史跡指定：ー
・城の形状：平城
・築城年代：不明
・築 城 主 ：目時氏か
・廃城年代：不明
・城の別名：ー
・満足度 ☆☆☆☆
