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正式には功臣山報国建忠禅寺（こうしんさんほうこくけんちゅうぜんじ）と号す臨済宗建長寺派の寺院です。本尊は釈迦三尊。境内に孟宗竹約2,000本からなる竹林があって観光名所にもなっており、竹寺として知られている。建武元年（1334）、足利家時の開基と伝えられるが、宅間上杉の祖上杉重兼の創建説もある。開山は天岸慧広とされる。竹林の見事さに心を奪われるが、関東公方足利持氏の起こした「永享の乱」では、戦いに敗れた足利持氏の長子義久がこの寺に入って自刃した悲劇の歴史も忘れてはならない。庭園の奥、岩盤に作られた“やぐら”には足利義久の墓が収められる。また境内には鎌倉幕府の滅亡のとき、北条家に殉じた鎌倉将士の墓と伝えられる五輪塔も並んでいる。
【報告寺アクセス】
JR横須賀線「鎌倉駅」よりバス15分
京急バス「鎌倉霊園正面前太刀洗」または「金沢八景」行き、「浄明寺」下車
